- スウェージロックのコンフィギュレーター・ソフトウェアを使用することで、開発、設計時間やコストが削減される。サイズ、質量および設置面積が低減すると、サンプリング・システムを現場の専用分析器へ接続すること、サンプル・ポイントへの配置が容易になり、加熱されたサンプル輸送ラインが必要以上に長くなることがない
- 小型化されたモジュラー・サンプル・システムは、従来のシステムよりも内部表面積が小さいため、流体からのサンプル材の吸着量が減少する。
- システムの内容積が小さいため、システムのパージまたは洗浄が容易になり、高価な分析用流体を節約することができる。
- システムの組み立てや取り付けが簡単になり、接続が必要なのは数箇所のみとなる。
- 設置面積が小さく、ラック上ではなくベンチ上で作業を行うことができる。
- すべての機能コンポーネントがサブストレート・チャネルの上部に取り付けられるため、メンテナンスはより簡単である。すべてのコンポーネントは上部からアクセス可能で、4本のボルトを取り外すだけでシステムからの取り外しが可能となる。
- サブストレート・チャネル内の個別のフロー・コンポーネントは、2個の機能コンポーネントを取り外し、特定のフロー・コンポーネントに置き換え、再組み立てすることにより、交換することができる。
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図3
連続的なフロー・コンポーネントの構成によりシステム流路が決定される <拡大> |
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製造業者が異なると、サブストレート設計のアプローチも異なってくる。ある製造業者は特定のアプリケーション向けに、サブストレート・ブロックと溶接物を組み合わせて構成したサブストレートを提供しており、システム内の流路はブロックと溶接物の組み合わせにより形成される。
また別の製造業者は、個別のブロックから構成されたサブストレートを提供し、縦方向にボルトで固定することによりシステムの流路が形成される。各サブストレート・ブロック間には面シール方式が必要であるが、サブストレート・アセンブリーの組み立て自体には面シール、ボルト、また溶接の必要はない。
リアル・タイムのオンライン分析を行うには、サンプリング・システムを自動化して、プラントのオペレーション・システム本体に統合する必要がある。上記のNeSSI Generation l システムは、コンポーネントをサーフェス・マウントし、制御することにより、モジュールの物理的な問題を解決する。市販のI/Aベースの制御ソリューションを使用し、機能コンポーネントはI/Oモジュールを介してコントローラーに接続される。信号は従来の4~20 mAである。通信は二地点間、一方向で、装置1台ごとに1回線である。
次世代のインテリジェント制御
CPACは現在、サンプリング・システムのインテリジェント制御に関わる、接続性や通信の問題に対応するNeSSI Generation IIシステムを開発している。次世代システムはコンパクトでありながら、高感度センサー(圧力、温度、流量)、内蔵の電動エアー・アクチュエーター付きバルブ、マルチドロップ・センサー・バス通信(ワイヤレス可能)、センサー・アクチュエーター・マネージャー(SAM)を装備し、サンプリング・システムへの接続と制御を提供する。NeSSI Generation IIシステムは、機能的デバイス自身がインテリジェンス性を備えたフィールド・バス・ベースの制御構造を使用する方向を目指している。しかし最終的には、SAMを介して装置同士が連携する必要があるため、通信は双方向化される必要がある。
結論
コンパクトなモジュラー式サンプル・システムのテクノロジーを早い段階で採用した企業は、NeSSI Generation Iなどのシステムの設計、組み立て、取り付けは、経費面においても期待するコスト削減が可能であることを示唆している。今後は機能テストやメンテナンス状況の検討を行い、コスト削減に関する詳細が報告されることだろう。
Dave Simkoは機械工学の学士号を持ち、バルブ、継手の設計部門で数種類の特許を取得。技術論文や記事を多数執筆。スウェージロックに25年間勤務ののち、現在は退職しております。