David E. O’Connor
David E. O’Connor
副社長、ディストリビューター・サポート・サービス担当
子供の頃のとある夏、洗車サービスの店舗で働いた時にお客さまについて学んだことがたくさんありました。 お客さまは千差万別で、 ある人は静かですが、話し続ける人もいます。 文句を言う人もいれば、時間に追われている人もいました。 さまざまなタイプのお客さまと関わった経験から、私は自分のコミュニケーション能力について考え、お客さまの声に耳を傾けることの大切さを身にしみて感じました。 印象に残るような顧客経験をお届けすることは、決して簡単なことではありませんでしたが、私はそれを楽しんでいました。
デイトン大学で情報管理システム(MIS)を専攻した際も、コンピューター・サイエンスと人との関わりの両方に対する自分自身の興味をうまく融合できました。 デイトンの小売業者のプログラマー時代は、注文購入プロセスや買掛金勘定をシステム化する業務につきました。 ベンチャー投資家が資金提供をしている会社に入社後、セキュリティー・ソフトウェア開発に携わった際には、販売サイクルや価格に関する知識を身に付けました。 これによって小規模のビジネス経営が直面する現実に対する知識が深まり、金融業界に転職するきっかけとなったのです。 バンク・ワンの電子バンキング・グループへ5年間勤務し、小売業者がATMやクレジット・カードを利用した取引を可能にするソフトウェア開発に携わりました。 この仕事を通じて銀行業界の経験を積んだ私は、他の金融機関のチャレンジもこなしていくことになりました。
その後、さらにビジネスに影響を与える仕事に携わりたいという欲求が生まれてきました。要求されるプログラミングをこなすだけではなく、ビジネス要件を開発し、定義づける仕事です。 この欲求に応えるかのように、その当時コンサルティングのポストを提供してくれたのが、アーンスト・アンド・ヤング社です。 そこでの最も大きなプロジェクトは、キーコープ社のカスタマー・インフォメーションの新規データベースの導入でした。これはカスタマー・データから、お客さまをよりよく理解し、よりよいサービスを提供することが目的でした。 確実な人間関係の構築や影響力を持つ重要性について学ぶよい機会でした。 バンク・ワンと同様、ここでも私の成長に深く期待を寄せてくださった師匠や同僚に恵まれたことは、とても幸運でした。
その後スウェージロックと出会った際、この会社の顧客第一主義や信頼性などの価値観がすぐに心に響きました。 出会ったすべての人が一貫して正しいことを正しく行っていたのです。 スウェージロックに入社した当初は、技術的なバックグラウンドを利用しつつ、グローバルに展開している企業が抱えている課題を理解することに務めました。 まず、最高情報責任者(CIO)などの情報システムに関する3つの役職を担当しました。 スウェージロック社がお客さまに寄り添い、情熱を持って対応することを目指して尽力してきた結果、カスタマー・サービスおよびサプライ・チェーン担当、副社長という役職につながったと思います。 このような重要分野を担当をするのは初めての経験でしたが、自分自身が学び成長する大きなチャンスであると感じました。 我々のチームは、常にお客さまの声に熱心に耳を傾けてお客さまをさらに理解し、よりよいサービスを提供する努力を惜しむことはありませんでした。
現在はディストリビューター・サポート・サービス担当の副社長として、指定販売会社およびお客さまと、スウェージロック社との間を取り持つ業務に携わっています。 我々のチームは、スウェージロック指定販売会社のネットワークが直面している課題に耳を傾け、より深く理解するよう全力で取り組んでいます。 「One Swagelok」というスローガンのもと、情報を共有し、地域はもとよりグローバル規模での対応力をフルに活用して、全体の顧客体験を新しくかつより高い次元に押し上げるための施策を講じています。
また、米国赤十字社グレーター・クリーブランド支部およびグレーター・クリーブランド・スポーツ・コミッションの役員会メンバーとして、地域貢献にも努めています。